Warrior K2000R [HIDフラッシュライト]
MicroFire Warrior-K2000Rが届きました。(CR123A×8 Batteryホルダーは予約するのを忘れていた...orz...ので購入してません)
5/11に到着してすぐに記事を書き始めたのですが、いろいろありましてずいぶんと時間が掛かりました。(出張に行かされたりとか、runtime測定に4回失敗だとか、ネタ追加とか・・・ネ)
Warrior-K2000Rの仕様書抜粋。
- power: 24W
- brightness: 1,800ルーメン
- runtime: 50分
- length: 195mm
- weight: 550g(battery含)
- bezel径: 76mm
- body径: 43mm
- BatteryCapacity: 2,150mAH(K500Rと同じBatteryです)
K2000(CR123A×8)の仕様書のRuntimeの記載内容が気になりましたので、原文(英文)と簡単に訳して記載します。
- 1800 lumens max / 40 minutes,with extended 30 minutes burn time lower than 1800 lumens
- 1,800lmのMaxで40分 と 1,800lm以下の点灯で延長30分
おぉ!電圧が低下すると照度を落とす(落ちても粘る?)みたいです。やっぱり予約し忘れたのはイタイですなぁ...
外観をK500Rと比べても見た目に違いはほぼありません。違いはバラストとバーナーですから「照度」と「Runtime」になりますが、10Wと24Wを直接比較しても意味は無いですし、見た目は変わらなくても別物(Bodyは同じでも肝心の中身がまったく違います)として考えたいと思います。
外見の違いが“-Ⅱ”の文字の追加とバーナーの形状だけ...DragonTの場合は文字だけですが...
リフレクタを外してバーナーを比べてみました。バーナーの固定方法もビス止めになっています。
Runtimeですが、充電器の充電完了Lamp点灯10分後(おおむね80%+でしょうか)のBatteryで38分でフリッカーが出たので消灯しました。Full充電までには充電完了Lamp点灯後、更に4~5時間充電が必要でしょう。
お詫び:Runtime測定は5回目も失敗しましたので、またの機会に実施します。モチベーションが上がらない...最Spotの焦点調整が難しいんですよ、K500RのBatteryで調整して、いざ測定ってなると照度が上がらない。微調整すると上がるのですが、その間センサから中心が外れるので、点灯から3分までくらいのDATAに信頼性がまったくないんです。やり直すにもその時点でBatteryは消耗しているので Runtime測定になりません...orz
照度測定です。×@1m
このDATAも本当は載せたくないのですが、もういいや。一応説明だけはしっかりしますが、ほとんど言い訳になります。
照度の上がり方は早く、およそ50秒で100,000Luxを超え、そこからゆっくりと上がり続け、点灯から約3分後に120,000Lux前後で安定します。
グラフは、点灯後約1分で少しズレてしまって、さらに約5分後にもズレました、違うDATAでは点灯から3分後に128,500Luxにまで上がったDATAもあるのですが、1分から2分までの間のDATAがメチャクチャ(センサから外れまくり)で見せられません。ゼヒ脳内で補正していただきたいです。(赤い線が120,000Luxまで上がって、そこそこ安定している感じです。)
Max値です。
写真は瞬間値ですが、だいたい120,000~125,000Lux以上を20分ぐらい続け、その後少し落ちて40分ぐらいでフリッカーが出て終了です。
ココからは報告ネタ。
Spot、Wideの調整ですが、なぜかK500Rと違い締めてWide、緩めてSpotでした。K2000Rのほうが、発光管の位置がちょっと奥ぎみで、発光管のサイズも大きいからでしょうか?いやいや違うな??
で、よ~く調べて(K500と比較すると分かりやすいです)みると、ベゼルを目いっぱい回してもK2000は途中で止まっていることが分かりました。
原因が判れば、この場合の対処はカンタン!ストッパーを緩めて適正な位置に調整するだけでOK! (組み立て時のミスですな)
注意:バーナーの取り扱いには充分注意が必要です。Batteryを必ず取り外した状態で行うこと(消灯から充分な時間を置く)、バーナーを素手で触らないようにすること。(もし触った場合は完全に油分を除去するようにしてください)
ストッパー調整後、締めて中程度のWide、中間でSpot、緩めて最Wideになりました。(K500も同じ傾向です) OK!バッチリです!!
注:上記焦点調整の件はPLJさんに報告済、了承を得てから調整しました。
では、部分照度測定。Spot、Wideとも①~⑤の位置は同じです。×@1m
- Spot Wide
- ① 122,300Lux 57,000Lux
- ② 29,500Lux 28,900Lux
- ③ 537Lux 3,700Lux
- ④ 342Lux 396Lux
- ⑤ 272Lux 300Lux
①と③の箇所が違う程度の結果になりましたが、最Wideでの見た目の配光はかなりFloodに感じます。(K500よりはっきりとWideになっているのが分かります)
とても明るくコンパクトなHID FlashLight なのですが、欠点は...やはり短いRuntime と、とんでもない発熱!ですね(^_^;) 点灯15分後には素手では持ちたくないです(手袋必須!)
ただし、発熱に関してはWarrior-K500やSharkⅡも同程度です。K500(CR123A×4Batteryホルダ)はフリッカーが出るまで点灯させたのですが、熱くて触れなくて、タオルで覆ってBatteryホルダを外したほどですし、SharkⅡは本体バラスト部分がかなりの温度になってました(Battery部分は熱くなってませんから素手でもダイジョウブ!デッカイ分有利ですね)
設計思想はSharkⅡのほうが的を得ていると思います。10W Modelとは別設計のBodyを採用し放熱対策をする、Runtimeを得る為Battery容量の拡大など、実用性を重視した設計ですね。(道具としてはコッチのほうが使いやすい)
WarriorⅡとSharkⅡですが、競合しないと思われます。
- WarriorⅡは、コンパクトさを重視、RuntimeはBatteryの本数でカバーし、発熱は別手段を講じ対処する。
- SharkⅡは、サイズは大きくても、長いRuntimeと使いやすさを重視する。
同じ24W HIDでも、目指す方向性が違うのでしょう。
ココから更に、インスパイア系ネタ
『ただ点』の lightchさん が、赤外線(非接触式)温度計を記事にされたので、「これだっ!!」って感じで即パクった注文した“OHM TN006”です。これでHeadと本体とBattery部分の温度を測定しました。(普通はBattery部分を持つのですが、焦点調整をする時はHeadと本体を触ることになります)
点灯から約15分後に測定してます。(写真を撮りながらですので4枚とも同じ時間ではありません)
あっついです。素手で持っていると○○○ですね(^_^;) 屋外で風にあてるとGrip部分はそれほど熱くならないかもしれませんが...ねぇ。
- Head: 58.2℃
- Body: 57.4℃
- Battery: 51.4℃
- Tail: 48.6℃
なにか、発熱対策を考えてみます。(いくつか計画していて、2つほど実行中)
マグ2Dクラスのサイズで1,800ルーメンに122300ルクスねぇ・・・
D-Ⅱしか持っていない私には陣地を越えた世界です(^^;HIDハネ、コジンテキニスゴスギ・・・
私は皮かネオプレーンのグローブを使うことが多いんで、アプローチによってはK2000素敵な気もしますが、当然のように素手でも使用するので、もしも買うなら個人的にはS-Ⅱかな?
けれど、
熱対策出来るなら購買意欲っぽいものがでてきそうな気がしますね。
期待です。
ともかく、詳細なインプレご苦労様です。
高級車の試乗レポのように情報が楽しいですm(_ _)m
by 川端 (2006-05-20 06:27)
お、K2000R届いたんですか。
明るそうですね~
ランタイム計測も、何度もご苦労様です。
私なんか多少照度が安定しないものでもそのまま載せちゃってました^_^;
非接触式温度計は便利そうですね。
私も探してみます。
by cinq (2006-05-20 12:11)
うわぁ「を-りゃ-」だ(唖然 K500を4年以内に買いたいと思っております。
69ルーメンもあれば満足なのに1800ルーメン…(再唖然 脳内キャパ超えて想像不能です。
それにしてもたくさんありますね。
by 浜三 (2006-05-20 21:54)
>川端さん
そんなに期待されても・・・ドン引きネタかもしれないのに・・・
>cinqさん
私は素直にOHMの楽天Shopで購入です。手っ取り早くネ
>浜三さん
1,800ルーメンっていっても周辺光への配光が大きいので、目の前が「ドーーン」と明るくなる程度ですよ。Spot部分は、すっごい遠い所がはっきり見える程度だし...(夜の空港で見た、飛行機のLightが凄すぎ!)←比べたらアカンけど、しばらく見惚れてました。
by nob (2006-05-20 23:15)